宇多天皇の皇子である醍醐天皇は出題率も多い天皇です。
醍醐天皇は天皇親政を実施(これを「延喜の治」と呼ぶ)し、
「三代実録」「延喜格式」「古今和歌集」を編集したといわれています。
そして醍醐天皇時代には「承平・天慶の乱」が起きます。
すなわち、「平将門の乱」と「藤原純友の乱」です。
935年、平将門の乱は、平将門が独立戦争を起こし、
これを藤原秀郷と平貞盛が鎮圧した。
939年、藤原純友の乱は、藤原純友が乱を起こし、
これを源経基と小野古好が鎮圧した。
この二つの乱を鎮圧した人物たちも多く出題されますので、
必ず名前を覚えておいてください。
村上天皇時代には969年、安和の変が起きています。
細かいところですが、その事件の人物たちを問われる問題も出される傾向にあるので必ずチェックしておいてください。
また、村上天皇も親政を行ない「天暦の治」と呼ばれています。
宇多親政を「寛平の治」、
醍醐親政を「延喜の治」、
村上親政を「天暦の治」、
と呼んでいます。これも覚えておくといいでしょう。
そして藤原氏が絶頂を迎える時代がやってきます。
藤原道長の「望月の・・・」という有名な歌は、
右大臣藤原実質の日記「小右記」に記載されています。
この時代の出来事として、
988年、尾張国郡司百姓等解文、
997年、高句麗による九州襲撃、
1019年、刀伊の入冠、
などもよく出題されますので、
よく調べておいてください。
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