1028年~1031年の平忠常の乱は、
上総介・武蔵国押領使なった平忠常が1028年に反乱を起こし房総を占領しましたが、
1031年、追捕使・源頼信に降伏しました。
これにより関東の平氏は衰退します。
1051年~1062年の前九年の役は、
陸奥の土豪阿部頼時が国司に反抗、
源頼義・義家が清原氏の助けを得て平定しました。
1083年~1087年の後三年の役は、
清原氏の相続争い陸奥守として赴任した源義家が介入、
藤原清衡を助けて清原氏を金沢柵に滅ぼしました。
上記三つの争乱は重要で出題頻度も高いので、
人物、年代、内容までしっかりと覚えるようにしてください。
後三条天皇時代に出された「延久の荘園整理令」と「記録荘園券契所」も重要です。
「延久の荘園整理令」は荘園増加の防止・縮小のため制定され、
「記録荘園券契所」は延久の荘園整理令を厳しく実施するため太政官に設けた役所のことです。
堀河天皇時代に行なわれた「北面の武士の設置」は、
時代のターニングポイントとして最重要な出来事です。
この時代、実権は前天皇である上皇が握っていましたが、
その白河上皇の時、院御所の北面に置いた院護衛の武士で、
これにより武士の中央政界進出の足掛かりとなります。
また、1094年、藤原清衡が平泉を本拠地とすることにより、
奥州平泉の黄金文化が幕を開けます。
一代清衡、二代基衡、三代清衡、四代泰衡、は暗記しておいて損はありません。
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